韓国と日本の美容医療の違いとは?

院長

相原 優美

【学歴】

千葉大学卒業

【経歴】

国家公務員共済組合連合会

平塚共済病院

大手美容外科

表参道メディカルクリニック 横浜院院長
AIビューティークリニック
クロエチョンダムクリニック院長

院長

相原 優美

【学歴】

千葉大学卒業

【経歴】

国家公務員共済組合連合会

平塚共済病院

大手美容外科

表参道メディカルクリニック 横浜院院長
AIビューティークリニック
クロエチョンダムクリニック院長

韓国と日本の美容医療の違いとは?

実は1番違うのは、患者様の考え方と、美容医療に対する慣れ


※一般論ですので、もちろん当てはまらない例も多くあります。

韓国の美容皮膚科に通う患者様達は、誤解を恐れずシンプルに言うと

「美容にお金は使うけど、すごくケチ」

美容に関する知識が豊富で、自己努力は最大限にした上で、努力ではどうしようもない事に対しては、「より効果が高い美容医療をできるだけ安く、便利に定期的に」利用する。

美容は継続性が命だから、毎月ある程度の額のお金は美容に使うけど、無駄なお金は一切払いたくない。

というのがはっきりしています。


美容医療との付き合い方に、とても慣れているのです。

この、美容に関する知識と努力、常に身近に美容医療がある、という患者様の意識と慣れの差が、以下に挙げる日本と韓国の美容皮膚科の違いの理由になっています。

私たちChloe Cheongdam Clinic(以下CCC)も、完全韓国式の美容皮膚科クリニックです。
美容医療を受けたことがない、という患者様にはあまり向いていません。

美容医療に慣れていて、日本の平均的な美容皮膚科では物足りない、韓国の美容皮膚科治療が好き、という患者様に向けて最適なクリニックであるよう、進化し続けます。


患者様の主訴の違い

日本はシミ・くすみ治療が人気
韓国はシワ・たるみ治療が人気


韓国の美容皮膚科に通う患者様は、普段から紫外線に対する意識が高いからか、あるいは習慣や環境による違いがあるのか。

シミ治療の患者様の数は、日本に比べてずっと少ないです(日本人の患者様はとても薄いシミを気にしている方が多い、というのもあります)。

ある程度、紫外線を避ける努力と日々のスキンケアでどうにかなるシミと違って、老化によるたるみやシワは自己努力ではどうしようもありません。

皮膚表面のシミ治療ももちろん行いますが、根本的な肌質改善や、たるみの改善が韓国の美容皮膚科でのメイン治療です。

CCCでも、肌質の根本改善、アンチエイジングをメインに、シミ治療は状況に合わせて組み合わせる治療法を推奨しています。

クリニックの施術メニューの違い

日本は機械での施術がメイン
韓国は医師の注入施術がメイン


実は、韓国の美容皮膚科では、あまり機械の種類は多くないクリニックがほとんどです。

韓国のクリニックも、日本向けの広告やインフルエンサーのSNSを見る限り美容機器が豊富なイメージがあるかもしれませんが、実はほとんどの美容皮膚科ではドクターの注入系治療がメインとなっています。

美容医療機器は、多目的機種が1〜2台、あとは本体価格の安価な簡易的機種が少しある、という院が多いです。

大抵の院では、日本の美容皮膚科ほど、バリエーション豊富な機種を多数所有していません。

この点は、人気の治療の違いというよりも、以下の理由が背景にあります。

①韓国ではクリニックの多店舗展開が制度上制限されている(他店舗型の医療法人運営が認められていない)

②韓国では、看護師が美容機器を用いた施術を行うことが厳格に制限されている(日本では「医師の手足理論」という法解釈に基づき、医師の管理下でリスクの低い機器を使用するケースが一般的)


このような制度の違いから、医師の稼働効率を考慮し、韓国のクリニックではより利益率の高い注入系施術が重視されている傾向にあります。

クリニック側のお金の事情によるものなのですが、韓国の各美容クリニックでは、独自性を出すための注入メソッドやメソセラピーの薬剤配合の開発競争が起きていて、より効果の高い注入治療へ日々進歩しています。

日本でも、各院の先生方がより良い治療を目指して技術向上が行われています。が、(日本人の良い部分でもあるのですが)メーカー推奨のやり方のような、決まったやり方を大事にしているのと、多店舗型全国チェーンの一定のルールや注入法での教育を受けた事のあるドクターが独立している院が多いので、院による差異は小さくなります(一般論であり、日本でも独自色の強い治療を行っている院ももちろんあります)。

CCCでは、監修医であるドクターChloeが韓国特許をもつメソセラピー配合や、韓国式の注入メソッドを採用し、より満足度の高い注入治療を目指しています。

また、同じ患者様の同じ治療でも、来院時のお肌状態に合わせてレシピを調整し、常に的確な注入治療をご提供します。

美容医療機器の出力設定が異なる

日本の照射パワーは控えめ
韓国の照射パワーは強め


これは韓国で美容皮膚科治療を受けた事のある方は実感として分かると思いますが、同じ機種での治療を受けても、韓国の美容医療機器の照射パワーは日本と比べて強めです。

照射パワーを強くすると何が起こるのか。簡単に言えば、リスクと痛みがやや上がりますが、効果も高まる傾向にあります。

患者様の「無駄なことにお金は使いたくない!」がという想いが強いので、お金を出して照射を受けるのであれば、効果を最大限出してほしい、という要望が強いのです。

リスクと効果について

①リスク3%、治療機種の効果最大限
②リスク1%、治療機種の効果の約6割

患者様がこの2つのどちらが好きか、です。

韓国の患者様のほとんどが①を求められるので、韓国では①に合わせた照射パワーになっています。


これは、国民性というわけではなく、美容医療に慣れているかどうか、がポイントなのでしょう。

韓国の美容医療の患者様のほとんどが、定期的に美容医療を利用している人、だからです。

日本でも、美容医療への理解が深く頻繁に利用されている方は、本当は①を選択したいのに日本の多くのクリニックでは②しか受けられないので、渡韓しての美容皮膚科受診をするケースが増えています。

日本では、安全性を重視し、リスクの低い②での照射を基本としています。

美容皮膚科だけでなく美容外科でも同じことが言えるのですが、技術の高い低いではなく、リスクを取る美容医療を日本では行いにくい環境にあるのです。

韓国と違い、日本の美容皮膚科クリニックは初心者の方に基準を合わせる事が求められます。
実際に、ほとんどの患者様が初心者だからです。

照射パワーの違いは患者様の好みであり、どちらが良い、というものではありません。

CCCでは、リスクなどを十分ご説明し、患者様に①か②かを選択していただきます。

また、①の韓国の美容皮膚科と同じ照射パワーでの治療も可能な限り安全に提供できるよう、韓国でのメーカートレーニングや韓国医師の来日指導を行っています。

治療料金の違い

日本はトライアルやキャンペーンが激安、コース料金が高い
韓国は全般的に安い

日本は韓国と比べて人口が多く、大規模な全国チェーンクリニックも認められているので、業界規模で言えば韓国よりずっと美容皮膚科大国です(日本特有の脱毛の巨大市場もあります)。

そのため、マーケティングが過当競争になっていて、激安キャンペーンやトライアル施術の広告で溢れています。

では、実際の治療の通常料金は、、というと、韓国と比べて一般的にかなり高く設定されているのが現状です。

また、ほとんどの場合、5回や10回といったコースでの治療メニューが基本となっています。

なぜ日本は韓国より美容皮膚科治療が高いのか、、理由はいくつか考えられます。

日本の美容皮膚科治療が高い理由

①日本は仕入れ値が高い


韓国のクリニックには、韓国製の機種が導入されていることが多いのですが、日本では美容に限らず医療機器の開発は難しい環境にあり、美容皮膚科において日本製の機種というのはほとんどありません。

韓国製の機種でも、日本で買うと機種本体も消耗部品も韓国国内よりずっと高くしか買えないのです(韓国メーカーは日本では高く売れると信じている)。

②日本は広告費がかかりすぎる


大手美容クリニックが莫大な予算で広告を回しているので、小さいクリニックでも対抗して広告費が高くなってしまう傾向にあります。

最近は韓国と同じように、医師がSNSを頑張っている個人開業のクリニックも多いのですが、なぜか、そういったクリニックの方が高額な料金になりがちです。

③日本は患者様に時間と手間をかけすぎている


日本の美容皮膚科は、広告費をかけた「激安トライアル」で集客しているパターンが多いので、どうにかコース治療につなげるカウンセリングを長時間かけてやらないと、赤字になってしまいます。

また、患者様も、美容に限らずサービスレベルの高い店舗に慣れているので、ある程度の「おもてなし」や余裕のある治療空間を求めがちです。

韓国の美容皮膚科も、もちろんサービスや接客がどうでもいいと考えているわけではないのですが、日本ほどの時間はかけませんし、治療効果に関係のない無駄なサービスは基本的に行いません。

来院から治療まで、淡々と、テキパキ進めます(VIPを特別扱い、インフルエンサーにSNSで拡散してもらうのに必死なカルチャーは日本より強いので、そういう方は特別扱いしがちではあります)。

また、リスク説明をして提供している施術において、説明済みの副作用が起きたとしても、返金対応や無料追加治療などは基本的に行いません。

日本のクリニックのこういったサービスや返金、無償対応は、本当は無料なのではなく、最初の料金にコスト増のリスクとして加算反映されています(そうしないと、クリニックは潰れてしまいます)。

日本の患者様がワガママ、ということではありません。


韓国の患者様の方がクレームはずっと苛烈ですが、クリニックも簡単には謝らない、ということです。

他にも理由は多々ありますが、大きくこの3つの理由から日本では美容皮膚科の料金が高く設定されています。

韓国の美容皮膚科が安い理由

もちろんこちらも理由はさまざまですが、一番大きくシンプルな理由は「安くないと患者様が来ないから」です。

美容皮膚科医療に慣れた韓国の患者様は、美容皮膚科は定期的に通うもの、アンチエイジングは終わりなき戦い、と知っています。

だからこそ、
「お金は使うけど、無駄なことには1ウォンも払いたくない!」
なのです。

実際、料金は安いのに、来院あたりの単価、LTV(1人の患者様の長期での累積料金)共に日本より高い傾向があります。

安く賢く複数の施術を受けられる患者様が多く、また、長期間同じクリニックでケアを受けている患者様が多いからです。

CCCでは、可能な限り韓国の平均的な料金での治療提供を目指しています。


安価に、長期的に、お肌の管理を任せていただけるよう、料金面でも努力を続けます。

まとめ

以上、日本と韓国の美容皮膚科の違い、の主なポイントでした。

どちらが良いか、というのは、患者様によって違います。

多くの美容皮膚科に慣れていない日本の患者様にとっては、一般的な日本式の美容クリニックの方が良いでしょう。

しかし、繰り返しになりますが、美容に精通し美容医療に慣れている方は、美容皮膚科でのアンチエイジング治療は定期的に通うのが基本で、また、老化を諦めない限り治療に終わりはない、という事を知っています。

「最先端の治療を安く、たくさん受けたい!」という韓国の美容皮膚科が好きな患者様にとって、年に何回も渡韓するのは時間的にも難しく、せっかく安い治療料金も渡韓費用を考えると逆に高くついてしまいます。

美容先進国韓国の首都ソウル、美容皮膚科の中心地チョンダムに行くのと同じ美容皮膚科体験を、私たちCCCが提供できるよう、できるだけリアルタイムな最先端の韓国医療を取り入れ、技術の向上に努めます。

CLINIC

赤坂見附駅 10番出口より徒歩1分

住所 東京都港区赤坂3丁目9−3 赤坂リバティビル3階

営業時間 10:00-19:00 不定休